~ひとり親のひとり言~

世界一(?)明るい母子家庭です♪

ぼうれい

ご無沙汰しております!

忘れた頃に突然書き出す

ぶどうつみ です(恥)。

 

今の家に越してきて

3年半ほど経ち、

子どももすでに小6。

足のサイズは

はや抜かされましたが

まだ身長体重は

負けておりませぬ!

 

コロナ自粛では

丸3か月子どもと

ゆっくりできました。

子どもの誕生以降こんなに

ゆっくりしたことが

無かったので、

これはこれで

有難かったです。

 

さて・・・

食器洗ったり掃除したりしてる

最中なんかに

ふと、

むくむく蘇る

子どもの保育園での

いや~な出来事・・・。

 

書いて出したら

この亡霊が成仏して

くれるのではと

願いをこめて・・・

 

・・・愚痴ります(笑)。

                  

 

******

 

子どもが0歳児クラスで入園したばかりの

頃、仕事が11時からだったり13時から

だったりしたので、それに合わせて10時とか

11時とかに保育園に預けに行っていた。

 

0歳児なので、クラスの部屋の横に

オムツを替えたりする部屋があって

そこでお仕度していると、クラスの部屋の

中からわざと聞こえるように大声で話す

保育士さん達の話が聞こえてきた。

                                    

「こんな遅く預けられたら予定

狂っちゃって何も出来ないじゃんね。」

「保育園と託児所間違えてんじゃん。」

「あ~しかたないしかたない!」

                        

入園説明会では、園長先生から

「大阪の池田小学校みたいな事件もhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%84%E5%B1%9E%E6%B1%A0%E7%94%B0%E5%B0%8F%E4%BA%8B%E4%BB%B6

あるので、仕事の時間に合わせて預けて、

それ以外の時間、余分に預けないで

ください。」と話があった。

だからなるべくその通りにしていたのに

・・・。

そのことをそのまま話したかったけれど、

当時は、保育園の様子も分からなかった

し、0歳の子どもが私の見ていないところ

でいじめられたりしたらと心配で、何も

言えなかった。

第一、その頃は、保育所と託児所の違い

なんて知らんかったし。

エントリ最後に、「認可保育所等と認可外保育施設の違い」を載せときます。

 

その預け入れ時間問題のおかげで、

一般の会社の時間帯を基準に世の中が

動いてるんだなぁってことや、芸事を

仕事にしてても世の中には仕事として

認めてもらえないんだろうなぁってことを

ちと悟った。

 

その件よりあとは、午前中に仕事が

無くても朝9時までに保育園に行き

黙って預けるようにした。

自分が保育園育ちではないこともあり、

保育園の一日のスケジュールが

どうなってるかなど何も知らず、

それに沿わなくてはいけないのなら

始めに教えてくれてればいいだけなのに

・・・と少し悲しかった。

なんたって「なるべく預けるな」としか

聞いてなかったんだよぅ・・・。

 

今となっては、その時に保育士さんに

事情をきちんと話しておけば

何でも無いことだったかもと思うし、

今の私だったらそのまんまケロッと

話してたなと思うけど、

子ども産んだばっかりで何もかも

せいいっぱいで、ただ黙っていること

しか出来なかった。

若くて幼稚だったな。

 

その後も、お迎えの時などに保育士さんに

「時間いっぱいいっぱい預けて頼って

くださいね~。保育料、タダ、なんだし!」

(うちは収入の基準により保育料無料だった)

と嫌味をしょっちゅう言われるようになった。

けどニコニコ黙っていた。

うちの状況を分かってくれる保育士さん

がお二人いらして、全部の先生が意地悪

してくる訳でも無かったから。

 

そんなこんなで、1歳児クラスになって

暫く経った夏。仕事先でお世話になった

かたが亡くなり、お葬式の日の朝、

子どもを預けに行ったら、クラスの

担任保育士さん2人に

「仕事じゃないから預かれないです」

と言われた。

騒ぐかもしれない1歳児を連れて

仕事先のお葬式に行ける訳もなく

途方に暮れ・・・。

(その時はクラス以外の保育士さんが、

変な様子を見て対応しに来てくださり

最終的には預かって頂けた・・・)

(ちなみに、社会福祉法人全国保育協議会によると「保育園は、親(保護者)からの申し込みにより、親が働いている、病気の状態にある等の理由により家庭において十分に子どもを保育できない場合に、家庭に替わって子ども(0~5歳の乳児および幼児)を保育(養護と教育が一体となった保育)するため、児童福祉法に位置付けられた「児童福祉施設」です。」とあり、勿論、仕事以外でも預けられます。)

 

あとは・・・子供が3歳児クラスの時、

保育士さんに私一人呼び出され、

「そんな仕事辞めれば」と言われたことも。

ひとりで仕事を必死に踏ん張っている

時期だったので、その時はなんかもう

ヘナヘナしちゃって、ただ泣くことしか

出来なかった。

仕事辞めて子どもと二人どうやって

暮らしていくんじゃ~い、どなたが

養ってくださるんじゃ~い、

そもそも仕事無かったらここには

はいっちょらんわ~~と叫びたかった。

けれど何も言えなかった。

 

なにより、ひとりでの子育てには

保育園は無くてはならない存在で、

文句を言うなんてバチ当たりなことは

出来なかった。質問でさえ失礼な気が

していた。

待機児童もわんさかいる中あたたかく

入園させて頂けて、子育ても初めてで、

何もかも自分が悪いような気がしていた。

なんとなく子どもを人質に取られている

ような気もしていて・・・

様々な思い込みが自分にあったと思う。

  

・・・などなど、

悲しい思い出を話し出したら

きりがない!!!!!

が!!!

しっかりした公立の認可保育園で

地域のモデル園になっているような

ところだったので、子どもは大変良く

みて頂けた。

そのことは本当に本当に心から

有難かったと

今でも深く感謝している。

 

ただ・・・

厚労省が定めている

保育所保育指針」には

1 保育所保育に関する基本原則

(1) 保育所の役割

イ 保育所は、その目的を達成するために、保育に関する専門性を有する職員が、家庭との緊密な連携の下に、子どもの状況や発達過程を踏まえ、保育所における環境を通して、養護及び教育を一体的に行うことを特性としている。

ウ 保育所は、入所する子どもを保育するとともに、家庭や地域の様々な社会資源との連携を図りながら、入所する子どもの保護者に対する支援及び地域の子育て家庭に対する支援等を行う役割を担うものである。

と記載がある。そこはあんまり

守られてなかったんじゃないかなぁ

・・・などとは思ってしまった。

 

保育園に子どもを預けた6年間、

お蔭様で子どもはすくすく

育ったけれど親のほうは

登園拒否りそうな自分と毎朝

戦っていた。忘れ物等無く、

なるべく突っ込まれどころの

無いように毎朝張りつめていた。

預けないと働けないし、

子どもにとっても親と二人きりで

家にいるより楽しくて勉強になる

だろうから、毎朝一歩々

「いつか終わる。いつか終わる。」

と唱えながら足を引きずって通って

いた。

 

自分のしんどい経験の中で、

「保育園のそれは正解なの?」

と思うことが多かったからこそ、

保育士資格を取る気になれた。

保育園で実際勤めてみて、保育園の

中側から問題を感じることも出来た。

大体の保育士さんは20歳そこらで

保育士さんなるので、「保育園内

の常識」しか分からなくて当然で、

そんな社会の仕組み上、仕方無い

部分があることも知った。

保育士が子どもを大切に思うからこそ

「保育の敵は親」のようになりやすい

という構図も見えた。

親とは1日5分も会わないけれど、

子どもとはほぼ家族みたいになるもの。

そのくせ、親が迎えに来たら子どもは

てってと嬉しそうに親にしがみつきに

走るから、子ども思いの人ほど複雑な

気持ちになるのは解らんでない。

(「保育の敵は親」てのはやっぱり問題

なんじゃないかと今でも思うけど。)

保育園の中側から見ることで、

子どもに対しても保育園に対しても

自分がもっとこうしていればと反省

することも出来た。

 

今は、自分の経験や辛さを、

保育士を目指す若い人に

伝えられる仕事をさせて頂いていて、

全ての経験は無駄じゃ無かったかも

思えるようにはなった。

 

でもでもやっぱりいろいろと

つらかったよ~~~😢・・・

私の亡霊さんよ

早く成仏してください。

 

 

******

 

長文すみませんでした。

亡霊に最後まで

付き合って

くださった方、

本当に

有難うございました。

 

 

「保育園と託児所を間違ってる」と言った保育士さんは、もしかしたら「認可と認可外を間違ってる」と言いたかったのかもしれません。託児所は一般的に認可外です。認可外は企業経営も多くサービス業寄りな園もあり、保育料が高い分、保育時間が長かったりして親の自由度が高いです。名称には法律の決まりがないので、無認可の託児所の名称が「○○保育園」となっていることも多々あります。認可を受けていなくても独自のポリシーのもとで素晴らしい保育を行ってる施設は沢山あります。認可を受けていなくて怪しい施設も残念ながらいくらかあります。 

認可保育所等と認可外保育施設の違い」

  東京都保健福祉局 

A 主な違いは、次のとおりです。
(1)設置基準
 認可保育所等は条例・規則に基づく設置・運営基準が、認可外保育施設は要綱に基づく設置・運営基準があります。
(2)事業の目的
 認可保育所等は、保護者が仕事で世話をする人がいないなど、「保育の必要性」があると区市町村が認定した児童を保育する施設であり、区市町村の子ども子育て支援事業計画に基づき計画的に設置される施設です。
 認可外保育施設は、設置者が自由に設置できます。
(3)申込方法
 認可保育所等は、保護者が区市町村の窓口に申し込み、申込者が定員を上回る場合は、区市町村が選考・調整します。
 認可外保育施設にはそのような制限はなく、希望すれば誰でも施設に直接申し込み、契約することができます。選考方法は、認可外保育施設でそれぞれ異なります。
(4)保育料
 認可保育所等は、区市町村が保護者の収入に応じて定めているため、その地域内のどの保育所に入所しても原則同じ金額になります。
 認可外保育施設は、設置者が自由に設定できるため、施設によってさまざまです。
(5)運営費
 認可保育所等は、運営費等が国、都、区市町村から出ています。
 認可外保育施設は、一部の補助対象施設(東京都認証保育所区市町村の実施する保育室等)を除き、原則として保護者からの保育料のみで運営しています。